当ブログは WordPress を使っているのですが、メールサーバの設定をしていないので、コメントなどを頂いた際にメールで通知されず気づくのが遅くなる問題があります。
そこで、SendGrid というサービスを使って、メール通知できるように設定してみることにしました。
SendGrid とは
SendGrid とは、いわゆるメールの SaaS です。
公式ページでは、以下のように説明されています。
SendGridは全世界で利用されているメール配信サービスです。
クラウドサービスのためアカウントを作成するだけで即日メールを
送信でき、面倒でコストのかかるメールサーバの構築は不要です。
多くのメールを送信する場合はお金がかかりますが、無料プランでも月12,000通まで送ることができますので、ブログのコメント通知であれば十分です。
ユーザー登録には少し手間がかかりますが、無料でメールを送るために頑張りましょう。
WordPress の設定
SendGrid を使ってメール送信するには、公式プラグインを使うことが推奨されていました。
プラグインはこちらです。
ただ、このプラグイン、2年以上更新されていません。
対応バージョンは WordPress 4.6 以上となっているのと、公式プラグインなのでさすがに大丈夫だと思い、これを使うことにしました。
設定の流れは、以下のような感じになります。
- SendGrid の API キーの発行
- WordPress に SendGrid プラグインをインストール
- SendGrid プラグインの設定
- テスト
SendGrid の API キーの発行
まずは、SendGrid にログインして、API キーを発行します。
SendGrid にログインしたら、ダッシュボードの左メニューの「Settings」から「API Keys」をクリックします。

API Keys の画面が表示されたら、右上にある「Create API Key」ボタンをクリックする。

Create API Key の画面が表示されたら、API Key Name に任意の名前を設定しましょう。
API Key Permissions は、ひとまず Full Access としておきました。
設定が終わったら、右下にある「Create & View」をクリックします。

API Key Created と表示され、APIキーが生成されます。
API キーは「Done」をクリックすると二度と確認できないので、必ず控えておきましょう。

「Done」をクリックすると、API Keys の画面に戻り、作成した API キーの名前が表示されていると思います。
SendGrid での操作はここまでです。
WordPress に SendGrid プラグインをインストール
WordPress の管理画面から、SendGrid プラグインをインストールします。
プラグインを SendGrid で検索すると、少し下のほうに出てきます。公式プラグインなのに。。。
作成者が「SendGrid」となっているものが公式プラグインです。

SendGrid プラグインの設定
SendGrid プラグインの設定項目は以下の通りです。
SendGrid Credentials
項目 | 内容 |
---|---|
API Key | SendGrid で作成した API キーを記載する |
Send Mail with | 「API」を選択する |
Mail settings
内容が空欄になっているものは、設定せずともメール送信はできます。
使い方は別途調べてみようと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
Name | メールの送信者として表示させたい名前を記載する |
Sending Address | From アドレスにセットしたいメールアドレスを記載する |
Reply Address | 送信したメールに返信する場合の宛先にしたいメールアドレスを記載する |
Categories | |
Template | |
Content-type | text/plain か text/html から選択。 私は text/plain を選択しました |
Unsubscribe Group |
Statistics settings
内容が空欄になっているものは、設定せずともメール送信はできます。
使い方は別途調べてみようと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
Categories |
テスト
SendGrid プラグインの設定画面の下のほうに、「SendGrid Test – Send a test email with these settings」という部分があり、ここからテストメールを送ることができます。
To(送信先メールアドレス)、Subject(件名)、Body(本文)を適当に入れて「Send」ボタンをクリックすれば、To に設定したメールアドレスにメールが届くと思います。
WordPress のメールアドレス設定
一般設定
WordPress の管理画面から、「設定」→「一般」を開きます。
一般設定の中に、「管理者メールアドレス」がありますので、コメント投稿があった際に通知したいメールアドレスを設定しておきます。
ディスカッション
続いて、同じく「設定」→「ディスカッション」を開きます。
「自分宛のメール通知」という設定項目にある「コメントが投稿されたとき」にチェックを入れておきます。
以上で、設定は完了です。
自身でコメントを投稿して、通知メールが送られてくるか確認しておきましょう。
まとめ
SendGrid の無料プランを使えば、自分でメールサーバを管理することなくメールを送信する環境を用意することができます。
個人利用であれば、無料プランの12,000通/月 は十分な内容だと思いますので、メール通知したいけどメールサーバを管理するのはちょっと、、という場合には、SendGrid を検討してみてはいかがでしょうか。